繰り返すあごニキビ。角質肥厚かも!? 角質層に保湿成分をしっかり届けたい!

こちら ごわついた肌をやわらげて、角質層に保湿成分を浸透

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そのスキンケア、ちゃんと届いてる?

あごや口元は「Uゾーン」と呼ばれ、大人ニキビが出来易い場所です。

大人ニキビの原因は、乾燥と言われています。

Uゾーンは、肌の乾きの影響が出やすい場所なのかもしれませんね。

さまざまな基礎化粧品・スキンケア用品を試してみたけれど、あまり様子が変わらない…効果が実感できない…

もしかしたら、化粧品の成分が、しっかりと角質層に届いていないのかもしれません。


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繰り返すあごニキビ。角質層にやさしく届く保湿ケアの必要性

繰り返すあごニキビ。角質層にやさしく届く保湿ケアの必要性(イメージ画像右)

角質層とは、表皮の一番外側の部分。

角質細胞が何層にも積み重なって、外部からの異物の侵入を防いでいます。

肌のバリア部分だけあって、角質層に保湿成分を浸透させるのは、実はちょっと難しいのです。

古い角質細胞が分厚く重なってしまっている角質肥厚なら、なおさらですね。

保湿成分が浸透しにくいのなら、外部からの刺激に強いのかというと、そんなことはなく、むしろ刺激に非常に弱い状態になっています。

そんな、デリケートなお肌に、負担を極力かけないように、保湿ケアをするためにはどうしたらいいのでしょう。

肌のphを一時的に変え、保湿成分が浸透しやすいように柔軟性を高めることができる化粧水があります。

肌の柔軟性を高め、繰り返すあごニキビをケア

肌の柔軟性を高め、繰り返すあごニキビをケア(イメージ画像左)

肌のphは、いつもは弱酸性です。

弱酸性の状態では、外部からの異物の侵入を防ぐちからに優れています。

このため、化粧水やクリームに含まれる、肌に良いさまざまな成分が浸透し辛いのです。

phを一時的に弱アルカリ性に傾けることで、成分が角質層にまで浸透しやすくなります

その結果、角層の内部に潤いを届ける事ができ、ニキビケアに最も大切な「保水・保湿」が存分にできるのです。

なお、phが一時的に変化しても、肌は時間とともに、自然に弱酸性になっていきます。

化粧水や乳液・クリームなどを併用して使う時は、導入型柔軟化粧水を使ったすぐ後、時間をおかずに使用すると、角質層への浸透が期待できます。

あごニキビを繰り返させないために

ニキビケアはじっくり腰を据えて

ニキビが繰り返しできてしまうお肌は、バランスの乱れ・ダメージの蓄積が深刻です。

ターンオーバーの周期も考慮に入れると、最低1か月、多くは半年以上をかけた、じっくりケアが必要になってきます。

時間がかかるのは、肌に優しい証

即効性の強いケア方法は、お肌に与えるダメージも大きく、リバウンドが心配です。

長期間を必要とするケアは、根気はいりますが、お肌に優しく負担が少ないのがポイント。

あごや口元は「Uゾーン」とも呼ばれ、成長期を終えたM大人・成人のニキビができやすいとされる場所です。

私自身も、毛穴が気になるのは鼻や頬ですが、ニキビ・吹き出物が出やすいのはあごや口元だと感じます。鼻や頬にはほぼ出来ません。特に部位別にケアを変えたりはしていないので、顔の中でも大人ニキビが出来やすい部位が、あごということになるのでしょう。

思春期ニキビが、成長ホルモンによる皮脂分泌が過剰になることにで、毛穴が詰まることを原因とするのに対し、大人ニキビは必ずしも皮脂分泌が過剰なわけではありません。乾燥肌などだと、皮膚表面を触ってみるとカサついていて皮脂分など感じられない、というタイプの肌でも、ニキビはできます。

油性肌・脂性肌は皮脂分泌が活発なのですが、これも実は、肌内部の乾燥から皮膚を守ろうとして、過剰に皮脂が分泌されている状態とも言われています。皮脂膜は肌のバリア機能の役割を果たしているのですが、肌自身が、バリア機能が不足している!と判断してしまうと、過剰に皮脂が分泌されてしまうのです。

ニキビ対策には保湿が重要だと言われる理由は、上にあげたようなことが根拠になっています。

健康なお肌は、基礎化粧品などに頼らなくとも、自分自身の力で皮膚に水分を蓄え、水分の蒸発を防ぐ仕組みを持っています。しかし、何らかの理由でターンオーバー(新陳代謝)が乱れたり、バランスが崩れたりすると、肌が乾燥に弱い状態になります。その結果、古い肌細胞と新しい肌細胞の交代がうまく行われなくなって肌荒れやガサつきが目立つようになります。

通常、古い肌細胞は役目を終えると自然と剥がれ落ちていくのですが、上手く剥がれ落ちなくなる状態を角質肥厚と言ったりします。文字通り、角質が分厚くなってしまい、毛穴の入り口が細くなってしまう状態です。角質肥厚が起こると、毛穴内部でつくられている皮脂がきちんと皮膚表面に出てこれなくなり、結果として、肌のバリア機能や保湿能力が低下することにつながります。

毛穴から皮脂がきちんと出てこれないということは、すなわちニキビの原因です。ニキビとは、毛穴内部に皮脂が詰まってしまい、酸化したり炎症したりして皮膚表面に吹き出物を作ってしまう状態の事を指すからです。ニキビケアでピーリング(角質をはがす)が言われるのは、毛穴の入り口位を広げて皮脂の詰まりを改善しようという考え方からです。ピーリングは効果もあるのですが、肌の状態が極端に悪く刺激に耐えられないような状態だと、ピーリングでかえってニキビが悪化することも多いです。皮膚表面の細胞をむりやりはがすため、肌には刺激になるのです。

肌に刺激を与えないケア方法だと、とにかく潤いを与え、その潤いが皮膚から蒸発することを防ぐ、というやり方になります。この方法は即効性はまったくありませんが、その分肌に優しいです。短期で結果が出ないからとあきらめずに続けることで、数か月後に根本から改善されていきます。

絶対にすべきケアは、皮脂を取り過ぎない事(洗顔料を使った洗顔は一日一回のみ。朝の洗顔はぬるま湯のみで行うと良いです)。そして、皮膚に刺激を極力与えない事です。指で触ってみたり、洗顔時に指でごしごし洗ってしまったり。髪の毛や洋服やタオルの繊維が触れる事でも、皮膚にはダメージになると言われています。この2点はすぐにでも実行できるハードルの低いケアなので(ケアというか、注意点というべきでしょうか)、気を付けるようにして生活します。

次に、もう少し積極的なケア方法もとります。紫外線を浴びないようにすることです。紫外線は皮膚にダメージを与えると言われますので、日焼け対策をすることも有効です。UVカットの化粧品でのメイクもいいと言われます。UVカットの効果は勿論、メイクによって皮膚をカバーすることで、空気中のホコリやごみから肌を守る効果が期待できるとされているのです。一概にお化粧は肌に良くないとも言い切れないのですね。ただ、現時点でニキビが酷い場合は、メイクによる皮膚へのダメージの方が大きい場合があります。その場合は皮膚に優しい化粧品を選ぶか、思い切ってノーメイクにしてしまうのも手です。どちらにしろ、必要以上の化粧は肌へのダメージになることは間違いありません。厚く塗り過ぎると皮膚呼吸の妨げになりますし、配合されている成分が肌に合わない場合は、トラブルを引き起こしかねません。

化粧をする場合、不可欠なのが、きっちりと化粧を落とすことです。化粧品の成分が皮膚に残ったままだと、毛穴を詰まらせたりする遠因になります。夜は肌の新陳代謝が活発に行われる時間帯とされていますので、この時間帯は肌に化粧品をぬったままだと悪影響です。メイクは落とし、肌に低刺激な基礎化粧品(化粧水と乳液)のみを使った状態で就寝することが、肌には一番やさしいです。

基礎化粧はさらに積極的なケア方法で、スキンケアと呼ばれるのがこれです。肌に有効に働く成分を配合した化粧品を使うことで、肌の働きをサポートする役割です。本当は、なにも使わなくても肌が健康な状態であることが一番望ましいのですが、それが出来ない状況にある場合、基礎化粧品で本来肌が持つべき働きを支えてあげることで、肌に現在かかっている余計な負担が軽減され、皮膚状態やサイクルが回復に向かいます。

ニキビ対策の基礎化粧のポイントは、潤いを与えて、その潤いが逃げないように保護してあげることです。大人ニキビは、水分を持つ働きと、その水分を保持する働きの、両方がうまくいっていない事が多いです。なので、どちらかひとつでは効果が半減します。

油性肌だと、皮脂が多いと感じてしまい、乳液やクリームをつけることにためらいを持つ方もいるでしょう。しかし、本当に皮脂が多いのか(肌の保湿能力が十分か)、それとも多いように感じるだけで本当は足りていないのか、は、一見わかりません。ニキビができるということは、皮脂分泌のバランスが崩れているということなので、やはり乳液などによる保湿は行っていった方が安心できるかと思います。

べたべた感が苦手という場合は、さっぱりタイプの乳液を選ぶことで解決できます。ただ、その際は、さっぱり感を出すために肌に刺激の強い成分を使っていないかどうかをチェックするといいでしょう。

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